
「絶好調!」 2008-08-10
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この作者固有の雰囲気がありとても良い。戦後の闇市、戦災孤児のコミュニティーという舞台をリアルに描いているため予知能力のある主人公という設定に違和感を感じさせない。
主人公である依子のキャラクターも少女漫画としては異色で「妖艶」という言葉がぴったり。
予知能力を持つが故の孤独感、そしてそれを一番理解してほしい相手である孤児集団のリーダー、十三は依子の苦悩に気付くことなく真っ当な生活に戻ろうとし、依子は不安感を強めていく− 。
このあたりの心理描写が巧みでひきこまれる。
先月に刊行されたばかりの「恋ひうた」にも通じる、リアルな女性の心理描写がこの作者の魅力だと思うのでこれからが楽しみ。